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201308知床

201308知床 その0

この夏、初めて北海道に行ってきた。道東の知床である。

自動車の免許がないので、広い北海道の旅行はどうにも不便で敬遠してきたのだが、千島樺太方面の本をいくつか読んで興味がわいたのと、M氏やFさんから道東の羅臼岳や阿寒岳が非常によいと再三薦められたので、重い腰をあげる気になった。

公共輸送機関でルート工作をしないといけない訳だが、阿寒湖と知床のベースのウトロをつなぐ足がなくて困った。一度路線バスで釧路に出たりしないとならないが、そんな面倒をしてる時間はない。原付の免許を取ることまで考えたが、いろいろ探したら北見を経由するバスを見つけた。女満別空港から北見を経由して阿寒湖に行き、また女満別空港に戻ってシャトルバスでウトロに行くのである。

■女満別空港←→北見
北見バス
<<http://www.h-kitamibus.co.jp/>>

■北見←→阿寒湖
阿寒バスの「釧北号」(せんぽくごう)
<<http://www.akanbus.co.jp/express/kitami.html>>

■女満別空港←→ウトロ
斜里バスの知床エアポートライナー
<<http://www.sharibus.co.jp/>>

都市間はこういうバスがあるのでまだいいが、登山口までのバスが悉く廃止になっていているのには閉口した。道東には百名山が3つあるのだが、斜里岳は諦めて、阿寒岳と羅臼岳に絞った。尤も百名山ハンターではないのですが。
それから、ヒグマだ。知床は有数のヒグマ生息地帯で、山を登るからには出会いを覚悟しなければならない。危ない出会い系だ。初めてのヒグマ地帯ということで、行く前から非常にびびって、山岳保険に入ったり、鳴り物の鈴とラジオを用意したりしたが、結論から言うと一度も会わなかった。

日程は、8/24(土)発8/31(土)帰りの一週間である。

201308知床 その1 (8/24,25)

■8/24(土)

この夏は連日35度に迫る猛暑が続き、八月末にもなると夏ばてでぐったりである。早く北の大地で涼みたいという思いとともに機上の人となる。

女満別空港には13時着、直ちに北見行きのバスに乗り、所要40分で北見に到着。JR北見駅の隣のデパートの1階がこじんまりしたバスターミナルになっている。阿寒湖行きのバスがくるまで、デパートの上の食堂で昼食。懐かしい感じの食堂である。

阿寒湖を経由して釧路まで行く釧北号は3列シートのトイレ付きで、車両は若干古いが結構いい。前のTVでずっと映画をつけっぱなしにしていて、インドのバスみたいだと思う。

北見を15時に出て、阿寒湖畔には16時過ぎに着。10分ぐらい歩くとキャンプ場に到着である。

このキャンプ場は、キャパシティが200張、足湯もある立派なところだが、今晩は6組ぐらいしかいない。管理棟で受付をしたら、今晩は荒れるかも知れないので、ブルーシートが張ってあるのでその下にテントを張るといいという。助かるが、鉄柱に雷が落ちるかもしれないので、雷がひどくなったら足湯棟に避難するように言われてややひるむ。

テンパってから、阿寒湖畔を歩き回ってみる。いわゆる温泉街である。おそらくみんな宿で食べるのであろう、食事をするところが少ないが、コンビニがたくさんあるので何とかなりそうである。気温は涼しいが、天気が悪く湿度が高いので蒸す。北海道はからっと晴れているイメージがあったので、なんかちがうなー、と思う。

夜はアイヌコタンのシアターで伝統舞踊的なものを見る。30分ぐらいのプログラム。客が少ないのに、一緒に参加してください、みたいな客いじり系の出し物もあって若干気まずい感じになった。

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アイヌコタンの土産物屋。なぜか夜撮った。ナコルルっぽさはみじんもなし。

夜は結局降らなかった。

■8/25(日)
この日、雌阿寒岳に登ろうかと思っていたが、明日の方が天気がましなようなので、準備と観光にする。

7時頃起きるがなんだか蒸し暑い。

午前中は、ボッケという泥火山がある湖畔の遊歩道を散策。岸辺で普通に沸いている。温泉天国である。エコセンターで雌阿寒岳の聞き込み。ヒグマは7月にこの遊歩道に現れたというが、雌阿寒岳は大丈夫そう。

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温泉というか、泥が沸いている。温泉無双すぎ。

阿寒湖の遊覧船に乗って、マリモをみにいく。自生しているのを見られるのかと思ったらそうではなくて、自生地から水槽に持ってきたのをみせてくれるだけだった。遊覧船は、マリモの島だけじゃなくていろいろ回ってくれて悪くない。しかし、ひたすら雲が厚く、目の前に見えるはずの雄阿寒岳は雲の中だ。

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まりも展示施設のあるチュウルイ島

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雄阿寒岳をご覧ください。

 

昼は旨い豚丼を食べる。一人だとどうしても孤独のグルメっぽくなる。観光地の食堂って侮ってたけど、悪くない、決して悪くないぞ!

その後、温泉街の大きいホテルで日帰り入浴するが、昼飯時なので自分しかいなくて気分が良い。

翌日の雌阿寒岳登山口までのタクシーを電話で予約する。流しのタクシーがまったくいないので、PHSが通じて良かった。

雨が降ってきたので、テントに戻る。ラジオの天気予報では明朝まで雨は残るそうだ。

夜半、雨足が強まる。

201308知床 その2(8/26)

■8/26(月)雌阿寒岳に登ります。

6時起床。雨の音や蒸し暑さで寝づらい夜だった。前線は通過したとのことで、一応雨は上がっている。

7時に予約したタクシーが来ない。しばらくして電話してみたら「すぐ行きます!」とのこと。ほんとにPHSが通じてよかった。知床のウトロはPHSは入らないので不安である。運転手は山ガイドもやっている人で、いろいろ聞いた。大雪山がお勧めとのこと。バスの貸切も安いので多いらしい。

野中温泉の登山口から歩き出す。こっちからは登りは急勾配だが距離が短いのだ。樹林帯でエゾリスを見る。町からちょっと離れただけで森が濃い。

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登山口。タクシーで5000円ぐらい。一人だと財布に優しくない。

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エゾリス。たぶん。

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天気が悪いと下ばっかり見てるからキノコの写真が増えます。

樹林帯を抜けてハイマツ帯に出ると完全にガスっている。9合目で火口に出るが展望はゼロである。頂上で一瞬空気が乾燥したような気がしたので、ちょっと待ってみたがまったくだめだったので、おとなしく阿寒湖畔方面に下山する。ピークから剣が峰分岐ぐらいまでは硫黄っぽいものやらなにやら、火山性のものを踏みながら歩く。

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ガスってる。この辺で諦めモードに。

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ピーク。ほんとうなら火口がバーンのはず。

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面白い形の岩など。

緩やかな下りを進むとクマザサゾーンになり、林道にでる。ここから、白湯山展望台(やはり展望なし)を経て、遊歩道と下っていくとスキー場に降りてくる。ここでやっと阿寒湖が見えた。

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川も鉄っぽい。

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たぶんフレベツ林道。漢字がかっこいい。ぐぐるとダート好きの人はよく来るみたいだ。

 

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展望ってなんだっけ。

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スキー場から。熊にあわないか緊張してるので、ここまで来るとほっとする。

キャンプ場に戻って、洗濯物をコインランドリーに放り込んで、昨日とは別のホテルの露天風呂に行く。ホテルの屋上が露天になっている。

チャリダーが何人かキャンプ場に来ていた。ひたすら天気が悪いので気の毒である。

Map1
青:タクシー、赤:歩き

Map2
だらだら下る。

201308知床 その3(8/27,28)

■8/27(火)移動日である。

マリモソフトクリームを食べてから、11時のバスで北見に戻る。
北見で昼食の後、また女満別空港へ。

女満別空港からウトロへの知床エアポートライナーはガラ空きである。道中、網走湖やオホーツク海がみえて、おーっとなる。斜里を過ぎて、羅臼岳や知床連山がみえる。意外と大きくて、あれに登るのかと思うと少し焦る。標高は1,600m程度なのだが、海から直なので大きく見えるのだ。

ウトロには2時間ぐらいで到着した。夕暮れ時にオロンコ岩に登って夕日を見るが、ここでも雲が出る。知床連山はやはり存在感がある。

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港近くにある巨大な岩

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オホーツク海はじめてみた。

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知床連山。右端が羅臼岳。

ウトロでは「酋長の家」というアイヌの子孫がやっている宿にチェックイン。この宿の食事はアイヌの伝統食を取り入れているそうで、おいしい。毎日刺身とかよりも良いかも。夕食時、おばあちゃんのアイヌ文化に関するトーク(毎晩やってるみたい)があった。アイヌ語のモノリンガルはもはやいないので、早晩アイヌ語やアイヌ文化は失われていくのだろう。アイヌは文字を持たないというが、ちょっとイメージができない。

■8/28(水)木下小屋へ

この日は、羅臼岳の登山口である岩尾別温泉の木下小屋に泊まる。その前に情報収集である。

でかい道の駅を冷やかしてから、バスで知床五湖に行く。高架木道と連結した普通の遊歩道があるのだが、やっぱりガスガスである。センターの人にヒグマ情報を聞いてみると、五湖には例年になく少ないこと、羅臼岳の登山道にはハイマツ(?)の実がなっていてそれを食べに出現していること、などを教えてくれた。熊対策課見たいのもあるらしくて、詳しかった。エゾ鹿バーガーを食べる。

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知床五湖の遊歩道。木道がずっと続いている。

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ここから知床連山がバーンと見える。

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高架木道。車椅子でもこられる。さすが世界遺産。

五湖からウトロ方面にちょっと戻って、自然センターに行く。10分程度の空撮ムービーが見られるが非常によい。屋久島の空撮ムービーも良かったなー、と思い出す。アウトドア系の観光地でもこの手の室内のアクティビティがないと、天気が悪いときはすることがなくなってしまう。自然センターでもヒグマ情報を聞くが、五湖の方が詳しかった。

道の駅に戻って腹ごしらえをする。木下小屋は素泊まりなのでコンビニおにぎりで済ませるため、遅めの昼食でいくら丼などをしっかり食べる。当然のように旨い。

飲み物や食料を買い出してから、また五湖行きのバスに乗って、岩尾別で降りる。約一時間、暑い中を歩いて木下小屋に到着。今日の泊まりは自分だけだ。宿帳を見ると7月やお盆のころまではそれなりに宿泊客がいるようだが、この時期は電話して予約しておかないと、管理人が小屋を閉めて降りてたりするようである。

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木下小屋。

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一応温泉がある。というか、温泉はどこにでもある。

明日は行程が長いのと、ヒグマに遭遇するかもと思ったら、夜、かなり不安になる。

201308知床 その4(8/29)

■8/29(木) 6日目

羅臼岳登山の日である。これでも今回の旅行で一番天気の良い日をぶつけている。展望はどうだろうか。

4時、まだ薄暗いうちに起き、5時に木下小屋を出発する。出発時に登山届けを見ると、既に20人ぐらいの団体が入ったようだ。自分と前後して個人も数人入っている。シーズンも終わりつつあり、木下小屋泊も一人だけだったが、一人きりでヒグマに遭遇と言うことはなさそうである。

木下小屋から登り始めるとしばらく急な勾配が続くが、すぐにオホーツク海展望地点二到着する。この辺からはオホーツク海や知西別岳が見えた。もうしばらく行くと五湖の高架木道も見えたが、肝心の羅臼岳のピークは雲の中である。

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右のとがってるのが知西別岳だと思う。

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昨日の五湖の高架木道。

 

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羅臼岳は雲の中。

登山道は、登りと平坦な勾配を何度か繰り返し、大沢の入り口に到着する。ここから先、風が急に強くなる。オホーツク海から吹き上げてくるのだ。大沢の上の方には雪渓が小さく残っていたが、夏を過ぎた今時分は、上を歩くことなく迂回できる。雪渓を過ぎると程なく羅臼平だが、風が強いので羅臼平で引き返してきたという人とすれ違う。羅臼平の手前でさすがにソフトシェルだけだと冷えてきたので、ライトダウンとカッパも着込む。ちょっとした冬山レベルの装備なのでさすがに寒くないが、水滴混じりの風が下から吹いてきてメガネがすぐ曇る。曇天で撮るものとてないカメラはとうの昔にザックにしまっている。

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雪渓の残滓。

 

羅臼平からはハイマツ帯になる。姿勢を低くしてると風があたらないが、しかし、すぐに手を使って登るような最後の岩稜帯に変わる。頂上は展望ゼロだが、天気待ちする余裕もなく、おにぎりを食べたらすぐ下山にとりかかる。風が強いのでちょっと怖い。

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羅臼平のフードロッカー。テントの人はヒグマがこないように食料をここに格納する。

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天気が悪くて撮るものがない。 

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天気が良いと国後島も見えるそうです。

また大沢の入り口ぐらいまで下ってくると、雲から抜けるのだろう、見晴らしがよくなってきて悔しいが仕方がない。オホーツク海を眺めながらさくさく下る。木下小屋には1時過ぎに到着。8時間強なので自分としてはかなりいいペースだった。ヒグマに出くわしたくないのと、天気が悪かったので足が急いたのだろう。

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下の方は雲から出ているんだけど・・・

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岩尾別バス停方面

岩尾別のバス停まではまた歩いて一時間程かかるので、最終のバスでウトロに戻るつもりだったが、木下小屋で温泉に入っても1549に乗れそうだ。温泉でざっと汗を流して、預けておいた荷物をザックにつめて岩尾別へ歩き出す。しばらくしたら、後ろから走ってきたバイクに「さっきこの道でクマがでたからきをつけていってくださいね」といわれる。山で会わずにそうきたかー、と思う。ザックからストックと鈴をまた取り出して、自然早歩きになる。バス停付近から羅臼岳山頂をみると時折ガスが晴れている。降られなかっただけ良しとしよう。

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バス停付近から。

Map3
赤:初日、青:二日目

Map4

1526に五湖行きのバスが来た。どうせこれが五湖で折り返してウトロ行きになるので、乗ってしまい、五湖でコケモモソフトを食べて登ってきた羅臼岳の写真を撮って、同じバスでウトロに折り返した。

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コケモモソフトクリーム。

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今は晴れて見えるけど、ピークピークにすぐ雲がかかる。

泊まりはまた酋長の家。夕食のメニューが前回と変わっている。連泊するとどんどん変わるそうである。親切。

今日は、知床岬に行くクルーズは全便欠航だったようだ。明日はもっと崩れて雨の予報なので、クルーズは最終日の31に賭けて、網走に行くことにする。

201308知床 その5(8/30,31)

■8/30(金) 7日目

網走までは、行きと同じ知床ライナーで折り返しても行けるが、折角なので一両編成のローカル線「釧網線」に乗ってみようと思う。

まず来たときと同じ知床ライナーで知床斜里駅までいく。9時前に出て、10時前に到着。小一時間ぐらいである。知床斜里駅のきれいな待合室で、1125の網走行きが来るまで1.5h、ひたすら待つ。

単線を一両編成で走る釧網線はほとんど観光客だが60%ぐらいの乗車率である。オホーツク海側に座る。行きのバスと並走しているので景色はほとんど変わらないが、やはり風情がある。昼頃、網走に到着。

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釧網線。

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単線です。

 

網走駅から監獄博物館へはバスもあるが本数が少ないので、行きはタクシーに乗る。1200円ぐらいだ。網走は駅前にタクシーがたまっていて、久々に都市部に出てきた気分になる。

監獄刑務所はいろいろ見所があるのだが、特に五翼のパノプティコンが非常によい。木造で擬洋風建築だし。各房が微分されている様はマンガ喫茶に通じるものがある。うっかり写真集を買いそうになったがさすがに荷物になるのでやめた。監獄カレーはご飯に麦飯がまざっている以外はボンカレー的なよくあるやつで安定感がある。

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パノプティコン

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天窓もかっこいい

網走の観光地周遊バスに乗って駅に戻る。知床ライナーのウトロ行きがくるまでまた1hぐらいの待ち。網走駅の待合室のTVでラジオ体操第二をぼんやりみるなどして無為に過ごす。

ウトロには17時ごろに到着。初日と同じやつだ。この日の宿は変えていて、しれとこ村つくだ荘というところにしている。こちらは海産物の食事が豪華らしい。バスターミナルから10分ぐらい登ったところにあるので歩いていたら、がさがさ大きな獣の音がしてすわ!と思ったら鹿だった。つくだ荘は客が多くて混んでいた。夕食は毛ガニ、刺身、石狩鍋、焼き物など、海産物盛りだくさんで旨かった。温泉も広い。連泊なら酋長の家、一泊ならこっちかなと思った。

■8/31(土) 最終日。

7時にフロントに降りていったら、クルーズ業者のFAXが貼り出されていて「全便欠航」とのこと。がっかり。ヒグマウォッチングのクルーズは、ヒグマが鮭を食べにくるポイントを通り、ほぼ100%ヒグマが見られるのが売りなのだが、船が出なければ致し方ない。これだけヒグマを意識していながら、遠隔から一目見ることもなく帰る仕儀となった。よほど縁がないのだろう。

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全便欠航。8末になると欠航が増えるらしい

10時前までゆっくりして、道の駅から実家などに海産物を送りつけて12時のバスで女満別に戻る。機内で羽田の気温は36度というアナウンスが流れ、全員がうげーとなる。道東の気温が20度強だから、15度も違う。旅行中ずっと天気が悪くて湿気っぽかったなと思ったが、関東はさらに猛暑が加わるのだ。天気が悪くてもやっぱり夏の北海道はしのぎやすい。

北海道は車がないと行動の制約が厳しい。特に知床はアウトドア系のアクティビティしかない場所なので、雨が降ると辛い。PHSも阿寒湖は通じたから良かったが、タクシーも呼べないのでさすがにドコモに代えようかしらん、と思った。

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