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200804香川

200804香川~その1~

2008年のゴールデンウィークは、4/26から2泊3日で香川県の直島だとかその辺に行ってきました。

前々からジェイムズ・タレルの作品を見たかったのだけど、現地に行かないと見られないのです。金沢にもありますが、香川には谷口吉生の丸亀猪熊弦一郎美術館があったりうどんがあったりするので、こちらに軍配があがりました。

いつも野山を駆け巡る系だったり、ダウナー系のGWが多いので、たまにはこういうのもよかろう。

直島は香川県と言っても岡山のそばにある島なので、行きは岡山空港経由、帰りは香川本土で遊んで高松空港から帰ることにして、一泊目は直島のベネッセハウス(安藤忠雄)に、二泊目は高松に泊まる予定です。

写真はこちら

200804香川~その2~

羽田を8時前に出たので岡山空港には9時に着いた。エアポートバスで岡山駅まで小一時間かかる。岡山駅から電車で宇野港に出て、そこからフェリーで直島に渡るのだが、タイミング悪く宇野港への電車がしばらくない。瀬戸大橋で四国に渡れるようになり、港の利用者も少ないのだろう。高松までは瀬戸大橋経由で一時間ぐらいなので、電車で高松に渡ってから、フェリーで直島に行くことにする。こういう、わざとぐるっとまわったりするのが好きだ。

高松に行ってみるとちょうどよくフェリーの時間まで間があるので、早速うどんを食す。釜玉を頼むと20分かかるということなので、ぶっかけ玉子。旨いけどすぐ食べ終わってしまった。

Dsc_0003 直島行きのフェリーはかなり大きく、波も全然ないのでまったく揺れない。これでまた小一時間。初体験の瀬戸内海は雲がかかってもやんとしていた(写真)。

直島の宮之浦港につくと、早速草間彌生の赤かぼちゃが目に入る。遊具っぽい。下船した目の前の海の駅もデザイン性が高い。後で調べたらSANAAだそうな。

Dsc_0016 宮之浦港からは送迎バスでベネッセハウスに行く。このバスはあちこち走ってて便利だ。今回泊まるのは、ベネッセハウスのパーク棟である。フロントの辺りが安藤忠雄っぽい(写真) 。2時ぐらいについてまだ部屋が準備できていないと言うので、先にお目当ての地中美術館に行くことにする。

地中美術館も安藤忠雄の設計で、山腹に埋もれたような形なので、30分ぐらい歩いていく。途中に直島プロジェクトの作品がいろいろ散らばっている。

Dsc_0034 美術館は混んでることも予想していたが、全然すいてるでやんの。チケットセンター(写真)で入場券と一緒に、タレルのナイトプログラムも予約できた。たまたま大型キャンセルが出たそうで、できれば事前に予約入れるのが宜しかろう。

地中美術館の収蔵作品は多くなく、モネ、ウォルター・デ・マリア、そしてタレルである。モネは例の睡蓮である。ウォルター・デ・マリアは知らなかったが、巨大な球体が広い部屋に鎮座してあるというもので、ベトナムのカオダイ教っぽい。球体に移りこんでいる様はエッシャーのイメージに近いかも知れない。タレルは3作品あり、いずれも説明が難しいが、昼間見る分にはオープン・フィールドが面白い。

ベネッセハウスに戻ったら部屋ができていた。朝早かったので早速昼寝。ダブル一人は広いぜ。。一眠りしたらチケットセンターに集合して、タレルのナイト・プログラムに参加した。日の入りの時間によって開始時刻は前後するようだ。プログラムは、45分間、オープン・スカイという上に穴の開いた空間でボーっとするものである。下から若干ライトアップされていて、そのライティング具合がたまに変えられる。当然天空の明るさも刻々と変わるので、その変化を楽しむと言えばよいのだろうか。このオープン・スカイは、日中見たときは明るすぎてピンとこなかったが、やはりこの時間に見るように作られているのだろう。興味ある人は、見逃さないようにしていただきたい。

戻って夕食。ベネッセは高いわりにいまいちで萎える。でも田舎って泊まったところ以外に食事の選択肢ないんだよね。

Dsc_0077 写真はかぼちゃ。

200804香川~その3~

二日目。

ゆっくり起きて、直島の本村地区の家プロジェクトを見学する。

まずは護王神社(写真)。本殿の階段がガラスになってる他は割と普通の神社。狛犬がいい。Dsc_0105

護王神社の裏は八幡神社で、こっちは伝統的な本気の神社だ。その石段の途中の門(写真)にもいつかは眠り猫という作品があって、かわいい。この辺は雰囲気がかなりいいです。Dsc_0118

八幡神社の階段を降り切った左手には、タレル(と安藤忠雄)の南寺がある。 外見は真っ黒の長方形(写真)。中は真っ暗闇で、数人ずつ中に入り、次第に目が慣れてくると・・・というタレルの作品になっている。Dsc_0123_3 うっかり関西人の集団と一緒に入ってしまって、うるさかったのを除けば感動的な空間体験だ。

南寺から本村中心部に戻ってくると角屋がある。外見は普通の民家だが、中に入ると畳があるべき場所になんと水が引いてある。しばらく座ってると涼しげでいい感じだが、冬はどうなんだろう。

予約が必要で入れなかったきんざ碁会所はすぐ隣。碁会所はふうんという感じで特に感想なし。

Dsc_0152千住博の石橋はちょっと離れている。歩いていく途中の普通の民家(写真)もきれいに住んでいて、そんなことに感心した。都会じゃ無理とは言わないまでも、かなり難しいとも思う。あと、触らせてくれる猫がたくさんいて嬉しい。島の猫って人懐こいよね。

いまいちだったのは、はいしゃと石井和紘の町役場。浮いてるし、わざとらしさが鼻につく。好みの問題ですが。

Dsc_0199 本村の石井商店でうどん(旨かった)を食べて宮之浦へ移動した後、しばらく時間があったので、さらに山本うどん店にハシゴすべく、三菱マテリアルの生協まで歩いていったら日曜なので閉まっててがっかり。。。

ここまでくると写真左上にちらっと三菱マの煙突が見えて、この島は産廃処理の島だということが思い出される。

高松行きの船は、二時過ぎに出航した。

200804香川~その4~

思ったより高松で時間ができたので、栗林公園(りつりんこうえん)に行ってみることにした。どうしてもクリリン公園と読んでしまい、鼻の穴がないあの顔が浮かぶ。

Dsc_0219 栗林公園は広大な回遊式の大名庭園で、山を背にした庭も良いのだけど、掬月亭(写真)という木割のほっそりした広間の茶室が良かった。学生の頃さんざんこういうのやってたのを思い出した。

Dsc_0229 栗林公園から今夜の宿の途中に、例の丹下健三の香川県庁舎(写真)があるので、これも見ておくことにした。院試で出題された因縁の建物だ。左の本館よりだいぶいいと思う。

Dsc_0238 帰りがけにホテルのそばのセルフのうどん屋に入った。システムははなまるで練習済みだが、種類が多くて戸惑った。結局肉うどんにしたが正解で、肉が旨かったが何にしても旨かったかもしれない。写真はうっかり玉子を崩してしまった後だ。

宿はホテル川六というビジネスホテルで、大きな風呂がある。コストパフォーマンス高し。ネットも使える。

Dsc_0239 晩飯はまた違う店で天ざるうどんを食べた。名物の醤油マメも食べたが、ソラマメの皮も食べていいのか判らなかった。食べたけど。

長い一日だった。

200804香川~その5~

三日目。最終日。

この日は谷口吉生の美術館二つと、いければ金刀比羅宮も狙う。

Dsc_0249 最初は坂出の東山魁夷せとうち美術館。坂出は初日に岡山から高松に来るときに通過した駅だ。坂出からは本数が少ないがバスと乗合タクシーが出ている。なんでも、魁夷の祖父がこの辺の島の出身だそうだ。

建物は小品で、収蔵物も多くない。カフェが瀬戸大橋に望む最高のロケーションにあるが、へんなレストハウス的なものが目の前にあって萎える。何とかならないものか。

Dsc_0256 坂出から丸亀は電車で数駅だ。丸亀駅を出ると目の前が丸亀市猪熊弦一郎美術館だが、さらにその前におっさんが!写真撮らずには居られませんでした(笑)。この腹はうららかなGWとはいえ大丈夫なのか。

Dsc_0268_2 建物の中の写真も企画展示室以外は撮っていいということでしたので、どんどんupするよ。

Dsc_0265_2

建物だけじゃなくて、企画展もノイエザッハリヒカイト時代の写真とか渋いのをやっていた。レストランも雰囲気もよく味も良かった。久しぶりにうどん以外のものを食べたからかも知れない。

Dsc_0266_2

この辺、写真の収まり悪いですね(笑)。Dsc_0275_3            

丸亀から琴平までは電車で20分程度と近いのだが、本数が少ないので、行かれる人は注意されたい。

琴平駅から10分ぐらい歩くと、金刀比羅宮への石段に出て、そこからはひたすら土産物屋の間を登ることになる。たいしたものは売っていないが、石段が石段だけに、レンタル杖や駕籠が目に付く。

Dsc_0300 土産物街を抜けると、静かな境内に入るがやっぱり石段は続く。こんぴらさんは有名なだけあって、左右は寄進の石碑や灯篭で埋め尽くされている。

Dsc_0328 途中、お百度参りのカウンターだという百度石(写真)があった。マニ車と勘違いしたのか、ここに札かけると100回来たことになるんだよ、としたり顔で解説している人もいた。それじゃ、お一度参りだよ。

Dsc_0333 本宮には600段ぐらいで到着した。結構な運動になるが、走って登ってくるサッカー少年団がいてびびった。ひざ痛めないだろうか。

ここら辺の建物には、あちこちに(金)と書いてあるのがコテコテでカッコいい。懸魚や鰹木にも書いてある徹底っぷりだ。売っているお守りも金ぴかで、御利益ありそうだ。

Dsc_0366 下りは楽ちんであっという間についた。抹茶とまんじゅうを食べたら、琴平駅前からバスに乗って高松空港まで小一時間。空港で最後のうどん(またかよ)を食べて、一眠りしたら東京に着いていた。

香川は小さいので、見所が凝縮されていて3日でも十分楽しかった。なんで美術館が充実しているのかよく判らないけど、栗林公園や金刀比羅宮が以外に良かったです。うどんはしばらくいいや。

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